開幕戦勝利 vs川崎@とどろき

mage.spaceにて作成。 サッカー
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とどろき球場というか陸上競技場は前にもどこかで書いたきはするが

小学校の6年のときの合同運動会みたいなので行った記憶がある、(何十年前だけど)

隔世の感あり。

今日の試合前にふと記憶をよぎったのは

昨年のアウェイの試合。


いい試合だった。

そう言わざるを得ない試合だった。

負けはしたが死力を尽くしてお互いが戦った試合。

負けたことは、何にも変え難いくらい悔しかったけれど

誰が悪いと糾弾することはできなかった。

そもそも糾弾したところで、負けが勝ちになることはない。

怒りすら無用だ。

忘れられない悔しさの向こうで

今日は別に遺恨とか、リベンジとか全く考えなかった。

ただ、実力者の川崎にどういう試合ができるか、だけ考えていた。


前半、相手のミスからの得点はありがたかった。

有利に立てるだけ先のことを考えながら試合ができる。


西村選手は今日も無尽蔵のスタミナで走り続けていて

それがゆえの得点だったけれど、走力系の貢献はどこかで無理がけがなどの形で

現れかねない。

いつもそれが心配だ。もはや東京のひとになった仲川選手もそうだし、今一番心配なのは

水沼選手だ。気持ちで走ってしまうことが多いように見えるから気をつけてほしい。


そういう幸運な得点のあとも

マリノスは攻め続けた。

結局、前半はマリノスの支配のまま終わった。

このままでは終わらないだろう、とその時点ですでに思ってはいたが。



後半から川崎は一気に構成をかけてきた。

私は最初の10分がめどだろう、とたかをくくっていた。

実際に結果を見れば、後半はいくつかの得点機を除けば

ほぼ攻めてはなかった。


意図していたのか、本当のところはわからない。
これもやり方なのか、とも思う。

相手は川崎である。

ちょっとでも隙を見せれば、こちらのやりたいことを

全く裏返しにやってみせる。


ぽすてこ監督ならこの試合展開にはならなかっただろう。


でも、ますかっと監督のこの現実的な采配こそが昨年の優勝を導いたのであって

批判するつもりはない。


すこしずつ普通のチームに近づいている中で

これからどういうチームになっていくのか、見守っていく。


角田選手も後半にマルシーニョ選手の対応にあたってから目につくようになった。

それまでは畠中選手の充実ぶりが目立ったが。

この辺ももっとうまく分担できるようだと、長いシーズンでも安定した守備につながりそうなんだが、

昨年を見たから、試合を重ねてDF全体の連携を重ねていくしかない。

その辺は個々の選手の能力をコーチ陣を含めた一年の日々の練習を待つしかない。


マルシーニョ選手偏重の前半から、川崎も劣化したか、と思ったりもしたが

後半のマリノス劣勢を見るとまあ、まだ川崎もリーグ初戦でコンビネーションなど

様々に課題を持って臨んでいるのだろうと想像はできる。

マリノスも楽勝、とはまったくいかず。

前半こそ、相手の試合勘のおかげで優位にはたてたが

後半攻め込まれ、しかもそこから抜け出す方法を見つけ出せることなく

45分を経過したことは受け止めるべき教訓。

相手が川崎だから、というわけにはいかない。

ほかのチーム、広島もC大阪ももしかしたら名古屋も東京も

今日の川崎レベルの手強さを持っている。


気を引き締めて、というのが今日の一番の収穫だったのではないだろうか。

収穫といえば

PKになりかけた、レッドカードを奪った攻撃を見せたマルコス選手。

今年も元気だ。
あのひとの前へのプレスをみると、とても元気がもらえる。

仲川選手が東京へいってしまったから、気持ちをのせる選手として欠かせない存在に

ますますなってきた。

ドゥトラ選手のようにマリノスにいつまでもいてほしい。
そうそううまくもいかないだろうし、マリノスでコーチになるには
ことばの問題があるから難しいんだろうけれど。
(ドゥトラ選手はマリノスに選手以外で残ったわけではないけど)


もうひとつ収穫、というかひとつのチャレンジなのが

井上健太選手の投入。

派手に動き回って、失点にからむ守備動作もあったように思う。

でもあれだけ、前でも後ろでもボールに絡む姿勢は立派である。

試合に出てもボールにさわれないまま終わるのが、リーグで初めて出た試合、

みたいな感想を漏らす選手を見たことは何度もある。

そんな中であれだけ悪目立ちもして、前でも果敢にボール追ってれば合格点。

今後の伸び次第ではあるが、文句いう筋合いではない。

これから半年、一年あるいはもっとかかるかもしれないが

成長を楽しみに待って、みていていいんじゃないんだろうか?

ついでながら、なぜかよく目にするジュニオールSCの出身者とのこと。

これはけっこう個人的に評価が高くなる点で、別にあったこともないだろうけれど

近所で走り回っていた可能性があるだけで、気持ちが入ってしまう。

こんなに間近な関係は初めてなのでなんとかがんばって定着してほしい。

昔住んでいた西谷のほう(保土ヶ谷区)とかでやたらエフシーがはびこっていて

ここらへんにも出没しつつあり、勘弁してほしい、と思っている私にとっては朗報。

でも本当はプロ選手になりたいサッカー少年にとっては

自分にオファーをくれるプロチームなんて、それだけで夢みたいで、

私などが考える、いろんな変なサポータのいるクラブ、とか

そういう話なんて知らないし、それどころではないんだろう。


話はずれまくってるが。

おび選手のキックはかなりの精度がある。

ただしポワーンと浮いた感じのボールになるので、慣れないと受け切れない。

今日もそのせいで、キックは悪くないけどその先が続かない、というのが何度かあった。

うまく受ける側、の問題もあるしそもそももう少しライナー性のきれいなボールを蹴れるように

する必要がGK側にも求められる。

飯倉選手(今日はベンチにも入っていて、ハーフタイムに映像が出て、うれしかった)

なんかは、そういうところで頭角を表したんだからヒント出して手伝えるはず。

どっかで書いたけど、怪我で長い離脱をするまでの飯倉選手のキックは壮絶なくら正確だった

(と私は記憶している。もはや私の記憶自体があいまいであやしい気もしつつ)

今日の中盤はどこまで機能できただろう。

前半は押し込んで、中盤でも勝ててたかもしれないが

後半は押し込まれて、守りに入っていく中、ボール奪取はなかなかうまくいかず。

それが試合全体の流れを決定づけてもいた。やっぱり中盤は大事なんだな。

永戸選手についてどう考えるかは壮大な今年の私の宿題。


昨年のACLでの

よくわかんないけど、だいじょぶなんじゃね、的な怠慢なマークで

上に進めなくなったという認識。

これを覆すには同じような窮地でチームを助けるプレーを見ること以外ない。


少し大きすぎる期待かもしれないけれど、そこを超えてくれないと

本当の意味での信用はできない。(評価はもちろんしているんだが)


ロペス選手は、偉そうな・外から見てるみたいな視点でいうのが申し訳ないけど、
移籍してしまったレオ選手の分までこなそう、としているように見えた。

昨年も献身的なプレーはあったけれど、レオ選手にくらべると「覚悟」とか「勢い」とか

足りてないように思うこともときどき。
今日のところはそういう不安を払拭できるプレーができていた。


でも1年は長い。

しかも今年からはACLが秋から始まるんだそうな。

毎度のアジアサッカー連盟での名前の売り方が下手なことが理由で

わりをくうのはJリーグのチーム。かつてはアジア枠にもぐりこもうとする

オーストラリアに恩を売ってる感ありのときもあったが。


これではもうACLは再び罰ゲームになったと言わざるを得ないな。

そのときのチームの調子、怪我人の状況によってはACLどころじゃない、となるだろう。

まだシーズンは始まったばかりだが、今年の状況についてはそれぞれの監督がわかっていて

こうなったら、ああする、的なことも心配してるんだろうな。


またなにをいいたいのかわからなくなってきた。

総論としては、

相手は川崎だから昨年のアウェイのときみたいに、ぎりぎりのところで負けるかもしれない。

けれど、やるしかない。

勝利できたから、大きな自信にはなるんだけれど、

マリノスもまだ完全にできあがっているわけではない。

それは川崎も同じこと。


スーパーカップで1試合できてる分だけマリノス有利、という話もでていたが

1試合分の研究材料がしかも直近1週間であるなんて、データアナリストにとっては

「よっしゃ」って感じだろう。

そんな風にお互いに優位のたてる方法を持ってぶつかったこのシーズン開幕戦。


結果的にはお互いにリスペクトし合いながら勝敗を決することができてよかった。


逆にマリノスが負けていたら、私は負けが決まった瞬間に

スタジアムから逃げ出して、どっかでお酒でも飲んでるんだろう。


どうせ勝ったとしても

飲むんだろうな。

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